die Reiseflughoehe 

那覇→羽田
那覇→羽田 (NH120)  JA8099   78A 
 2011年8月27日

本来は台風の影響で荒天が予想されたこの日、朝一番の機で帰京することになりました。
また、この前日は羽田の環八トンネルが豪雨で水没するなど関東も荒れた空模様でしたが、
起きてみると那覇は晴れていました。天気予報も晴です。奇跡のような天候です。

予報に反してなんとか期待できそうな中、B744Dに乗り込みました。

帰路はアッパーデッキなので窓側席とはいうものの機窓風景は見難いところですが、30分もすれば
洋上飛行となるはずです。残り僅かなジャンボを楽しむということで今回はアッパーを選択しました。




那覇空港RWY18からテイクオフした機は本島南側をぐるっとひと回りしてから北に向かいます。
本島中部の恩納村から金武岬周辺を望みます。




名護市の東海上を進む頃には遥か西には伊江島や瀬底島も見えます。



そうこうしているうちに沖縄本島最北端の辺戸岬までやってきました。
彼方には伊平屋島も見えます。






さらに進むと沖永良部島。既に沖縄県とも別れ、鹿児島県に入っています。
鹿児島県は思っている以上に南に張り出しており、沖縄本島は県のかなり北に位置しています。
そのため、帰りはすぐに沖縄県から離れてしまいます。時間にして15分ほどです。



徳之島。


喜界島。その奥は奄美大島。ちょうど奄美空港の辺りです。
この近い2島間にも航路があり、SAAB340のJAC便が飛んでいます。ちなみにブロックタイムは僅か20分!



徳之島・奄美に別れを告げ、一路洋上飛行の始まりです。



羽田〜那覇は航空では一大幹線ですが、もちろん貨物航路でも一大航路で、機上からは数多くの貨物船
を見ることが出来ます。
室戸岬の遥か沖 FL350からみた貨物船です。10km以上離れていてもこの大きさで写ります。



遥か遠くに紀伊半島南端の潮岬・紀伊大島が見えてきました。銀塩換算300mmなのではっきり見えます
が、実は距離は100km近く離れています。雲が多いとはいえ視程がよい日です。
また望遠レンズの偉大さを感じます。




本土が近づくにつれて雲が多くなり、視程が悪くなってきました。それでも300mmの威力が光ります。
御前崎周辺です。



最後に伊豆半島南端 下田付近です。

この後は雲中になり、どんより曇った羽田に着陸しました。

往路はあたかも遊覧飛行のように大きく迂回するルートを辿りましたが、帰路はオーソドックスな航路を
辿りました。
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