die Reiseflughoehe 

羽田→広島

羽田→広島 (JL1603)  JA8020 27A
 2011年7月22日
この日は「台風一過の雲ひとつ無い快晴」を期待していたのですが、台風6号は極めて遅い上に徳島県
南部に上陸した後はすぐまた海上に戻り、潮岬付近をかすめて東進・・・という具合でいつもの「上陸後は
急に速度を速めて足早に駆け去る」ということがなく とうとう台風の雲が抜けきらずに旅立ちを迎えました。

傘を差しながら羽田に向かいましたが、出発の前には雨も止み 天気予報によると静岡県は晴とのこと。
徐々に天気は回復してきているようです。





羽田RWY05を離陸したあと、教科書どおりのセキドR-NAVディパーチャーを辿ります。
そして関戸橋からは今度はまっすぐ西進。なのですが、なかなか雲が切れません。
ようやく雲が切れたのは甲府の南。雲の切れ間から富士山が顔をのぞかせています。



山梨と静岡の県境付近からは静岡市や御前崎が見渡せます。
天気予報どおり静岡付近は快晴のようです。



赤石岳周辺。南アルプスを越えて飛んでゆきます。



天竜峡。さらに遠くには浜松や御前崎まで見渡せます。台風一過のせいかかなり良好な視程です。
東京から広島に向かうのに、陸路では想像できないルートを機は飛んでゆきます。



雲がまた出てきました。その切れ間から見えたのが多治見市。ここ数年夏になると高温で話題になる街です。



多治見からはオントップのため一気にワープ。次に下界が見えたのは相生〜赤穂。
家島諸島や小豆島も雲間から少し見えています。



なかなかすっきり見えませんが、右手中央に岡山市街、奥には児島湾に浮かぶ直島。



セキドからほぼ一直線に飛んできましたが、吉備高原(高梁の東南)でやや左旋回し、
成羽の南でさらに大きく左旋回します。その時の写真がこれ。
遠くには水島の工業地域も見えています。



井原で今度は右旋回して再び西進。その後、福山上空へ。鞆の浦を見ながら最終の着陸態勢へと入り
ます。本日はここでベルトサインが点灯しました。

この後は再び雲中に飛び込んだのですが、尾道〜三原付近で再び雲が切れ 瀬戸内の景色を楽しむこと
が出来ました。そして広島空港RWY28へと滑り込みました。

広島線は前半は富士山から南アルプスの山深い所を通り、今回は見えませんでしたが中間は大阪平野
などの都市部、後半は瀬戸内の海辺、と非常に変化に富んだ楽しいコースを飛びます。
特に瀬戸内海は島が多いので見ていて飽きません。また乗りたい航路です。



おまけ
今回はフィルムカメラを持参しなかったのですが、4月より駐機中(ドアオープン時)は機内でのデジカメ使用が
解禁されたため、広島空港着陸後に隣のスポットに注記しているJA8275を撮影することが出来ました。

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